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5.182014
香港の高級スーパーでは日本産が大人気?-お酒編-
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【前回のおさらい-香港の高級スーパーにて-】
■ 「無いものはない!」というくらい日本産食品は浸透している
■ 「安全安心・高品質」というイメージにより”他国産”より優位にたっている
■ アルコールの消費拡大(14億9,500万円)で、日本酒の輸出も増加傾向
■ 他国の追随、家庭料理まで浸透するには宣伝(教育)が必要
(*)ゲームの世界ではありません。九龍・香港島の超高層ビルです
「香港で新潟の酒を売り込んでいるよ!」
香港では試飲や販売を行う大規模なフェアで、日本酒や焼酎の蔵元や関係者が
中国本土から訪れた貿易業者などに売り込んでいると聞きます。
(*)アルコール度数30度までなら関税が無税
そこで、今回は株式会社小島洋酒店の小島さんと
香港市場視察およびインポーターとの商談で香港にやって参りました。
ウィスキーやワインと並んで…日本酒が陳列されてます!
高級スーパーでは、日本酒がずらっと並んでます。
また魅せ方や、豊富な種類や飲み方を知ってもらうなど創意工夫が目立ちました。
それは伝統工芸(徳利・おちょこ)を横に並べるなど興味を引き出す工夫、
日本酒の歴史や醸造過程など日本酒の説明などです。
日本酒の取り扱い状況をみると
① 同一銘柄でも何種類もの味が展開されている
②国内でも手に入らないような銘柄が入手できる
③大吟醸、純米大吟醸が多いが、まだまだ大手メーカーの日本酒が中心
男性は大吟醸が好きみたいで、
香港人曰く「日本酒は焼酎と違ってライバルとなる酒が少ない」
ゆえにまだまだ消費を拡大できる余地があるとのこと。
一方、女性には梅酒や果実酒が人気みたいですね。
国内ではフルーティな日本酒が多くなったと説明した際、
なぜ日本酒の強みを生かさないのか?と不思議がられた。
和食以外にも合う「日本酒」を提供することにより、
世界での日本酒の消費量を上げたいのだ!と説明すると…
中華料理には中華料理に合う酒やお茶・・・
和食には和食に合う酒(つまり日本酒や焼酎)やお茶・・・
という方程式があるので、難しいと思うよーの一点張り。
「周りの席を見てご覧よ 」と云われて、すこし納得してしまった。
それよりも先決してやる事、というか彼らのニーズを聞くと
①生酒やもっとレアな日本酒が飲みたい
(*)高額でも希少価値があれば中国本土に売るみたい
②関心があるので、もっともっと日本酒のフェアや説明会を開いて欲しい
③日本酒の作り方や、こだわっている要素を知りたい
国内同様に、日本酒の作り方やこだわり、
そして味の違いを知りたいと思っている方が多い。
「これからもっと自分に合う日本酒を見つけたい」
という言葉に集約されていると思う。
モノによっては日本酒の品質保持のために温度管理が必要です。
冷蔵保存するスーパーマーケットも見かけますが、
プロの方曰く「まだまだ温度管理や、それに向けた対策が必要」とのこと。
さて、最後になりますが、
香港富裕層の会社(倉庫)を案内していただいたので少し公開したいと思います。
流石、日本のウィスキーは世界でも大人気ですね。
コレクター曰く「世に出回っている本数、熟成された酒のあの余韻が大事」とのこと。
ウィスキーやワインは熟成されて、年数によって価値が変わりますね。
そこで、それを日本酒(古酒〇〇年)で対抗しようとする若者が・・・
果たして、コレクターやインポーターの反応はいかに?
100万ドルの夜景に乾杯。
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