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消費者ニーズにも十分に対応しうる手立てが契約取引-農業経営の安定化を図る手法-

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◇ 農業従事者の高齢化と担い手不足

◇ 輸入野菜の台頭による価格の低落

◇ 異常気象や天候不順等の多発

唐突ですが、我が国の農業経営は厳しい環境下に置かれているのが現状ではないでしょうか?

それに加えて、不確定な要素が多すぎるTPP(環太平洋経済連携協定)の問題…

 

 

農業経営の安定化または売上倍層のために

◆ 戦略的な販路開拓・加工・販売という所謂六次産業化

◆ ハイテクを駆使したオランダのような農業経営への転換

◆ 農地集積や農産物の輸出など

所謂アベノミクス流「農業・農村所得倍増計画」ですが…

 

農繁期に、大規模農家個人でこのような取り組みが出来るのでしょうか?

 

 

農家または農村が自ら生産した農産物を加工・販売することは、

経済的・経営的にみれば、食品加工や流通など農外で膨大に発生している

「付加価値を取り戻す」であり、合理的な取組内容と言えますが…

 

さて、今回は所謂六次産業化の話では無いので、次回にその話をするとして…

難題に挑戦する前に、農業経営の問題を改善するといっても過言でない

「契約取引」の説明を叙述したいと思います。

 

現状、消費者ニーズとしては

中国農産物の残留農薬問題や産地偽装等により、

「安心・安全」といった食料の供給を確保してほしいという意向が強いと言えます。

 

 

消費者に近い位置する実需者の意見が反映されるゆえに

ニーズにも十分に対応しうる手立てであり、収益性の増加・販路の拡大・リスク回避が期待でき、

計画を立てやすいため経営の安定化を図れるといえます。

 

さらに、トレーサビリティの導入により、 生産過程と流通面が明確化になるため、

消費者の安心・安全といった「顔の見える農業」が可能となります。

 

当ブログでは、契約取引の定義と特徴を明確にし、

次回以降「事例をもとに生産者の実態」「契約取引の可能性拡大」を取り上げたいと思います。

 

【契約取引の定義と特徴】 

■ 契約取引の定義

契約取引とは、「生産者と実需者との間で取引する

農産物の価格、数量、規格について、書面や口頭で契約を交わし、

価格リスクを最小限にするために行われるもので、実需者が農家、生産法人等と

直接契約する他に経済連、商社等が仲介して農家と契約するものも含める」であります。

 

契約取引を類別すると、直接取引と予約相対取引に大別できます。

 

直接取引は、卸売市場や出荷団体を経由しない市場外取引であります。

予約相対取引は、出荷団体と量販店や生協の間で、

事前に出荷数量と価格が決定され卸売市場を介して、その契約に基づいて実施される取引です。

 

■ 契約取引における効果

契約取引により生産者は

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・価格が安定

・規格外品の販売が可能

・組合や生産法人による価格決定がある程度可能

・流通経費の削減やダンボール出荷からコンテナ出荷による出荷経費の削減

・中間マージンを省けるので手取りが多い

・野菜の高品質等の差別化販売が可能

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など多大のメリットがあります。

 

■ 契約取引による流通構造の変化

我が国での野菜の流通は、卸売市場流通と卸売市場外流通に大別されます。

野菜の卸売市場流通の割合は79.2%(平成15年)を占めていたが、

卸売市場外流通の増加によって近年、減少しています。

 

これは、実需者が国内産の農産物から輸入品へシフトしたこと、

直接取引の増加などによるものと考えられます。

 

■ 契約取引の問題点

国内生産者と契約取引を行う食品製造業者の割合が56%ということから、

業者が海外に原料を44%も依存していることがわかります(食品産業センターより引用)。

 

国内の生産者と取引を実施しない理由を列挙すると、

◇ 数量調整が困難である、通年での仕入れが難しい

◇ 必要性を感じない

◇ 仕入れ価格が高いこと

 

このようなことから、契約相手のニーズや実態を把握して、

周年的な安定生産と安定供給が欠かせないことが条件であります。

 

最後になりますが

「プロダクトアウト/マーケットイン」

どちらが優れているかというビジネスマンの発言が物議を醸していますが…

 

結論から言うと、「マーケットイン」も「プロダクトアウト」も

どちらも顧客のニーズをベースにしております。

・マーケットイン⇒「顕在化したニーズ」に対応する手法

・プロダクトアウト⇒「顕在化していないニーズ」に刺しに行くものか

 

企業が顧客のニーズを把握せずに、

自分たちの都合だけで製品やサービスを企画して提供するなんてことはありえません!

余談ですが、当社はプロダクトアウトの手法を中心に考えてますが…

勘違いされて、高慢だ!と言われます… ← オチです

 

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