ブログ
9.212015
ふるさと納税No,1に輝いた長崎県平戸市のポテンシャルと若手漁師の新たな取り組み
HOME >> 記事一覧 >> ふるさと納税No,1に輝いた長崎県平戸市のポテンシャルと若手漁師の新たな取り組み
長崎県は平戸市に視察調査しに行きました。
歴史好きな方であれば、1609年、日本で最初の海外貿易港として
オランダとの交流が始まった「歴史とロマン」が浮かぶ美しい島だと思うかもしれませんが・・・
大半の方は『平戸? 聞いたことがありませんね・・・』という、反応だと思います。
実際、私も学校の教科書に書かれている程度の知識しかありませんでした。
また、東京農業大学のハチロク(1986年生まれ)世代で
平戸市の造り酒屋の倅と出会わなければ、平戸に行く機会も無かったと思います。
日本最西端の酒蔵がある平戸島。
特に、福田酒造の”じゃがいも”を原料とした焼酎は、北海道よりも早くから手掛け、
平戸ならではの味を楽しむことが出来ます。
因みに、10年熟成した「カピタン」は、10年で原料が半分に減ってしまって勿体無いですが、
ウィスキーのような濃厚でコクのある味なのに、なぜか和食と合うお酒です。
さて、そんな平戸人の福田氏が、突然私にこういった。
「平戸市はふるざと納税で一番に輝いた素晴らしいとこ」
(・・・えっ!? そうなの!知らなかった)
「平戸の漁師や蒲鉾屋など、同世代とともに東京でイベントしたい」
(・・・おっ! 東京では新鮮な魚を食べる機会が少ないので、絶対ウケがいいでしょ!)
平戸の出張で、志々伎漁港の一本釣り「天然ブリ」を漁師から頂きました。
脂がのっていて美味しい!そして、地酒と合う!
でも、魚や酒が美味しい市町村であれば、全国どこでもあります。
今回の出張では、ふるさと納税No,1に輝いた平戸市のポテンシャルと、
注目されつつある平戸で新たな取り組みを考えている若手漁師のご紹介をしたいと思います。
さぁ、このまちの魅力をのぞいちゃいましょー
どうやら、こういった平戸で育った鮮魚そして蒲鉾など特産品を
カタログの発行やポイント制、クレジットカード決済などの導入準備を進めた結果、
ふるさと納税の寄付を12億8千万円(2014年)も集めたらしい。
因みに、ここ平戸瀬戸市場では、平戸の美味しいものが勢揃いでした。
地元住民曰く、規格外品も多いみたいだが、新鮮で安価な商品が多いゆえ、すぐ完売しちゃうそう。
大航海時代の城下町だったゆえ、平戸発、日本初のモノが多いみたい。
例えば、ビール、煙草、サツマイモだけでなく、
西洋医学や禅宗発祥、なんと!茶畑まで遥か海の向こうの文化から伝わってきたみたい。
そんな遥か海の向こうの文化が香りつつも、
平戸の食は肉と魚の両方が堪能でき、とっても豪華なのです!
霜降りで柔らかくて甘い平戸牛、そして美しい海のエキスたっぷりの牡蠣、
獲れたての天然ひらめやイカ、この地ならではの美味を堪能してきました。
平戸の志々伎は魚の宝庫といいます。
中でも対馬暖流がはぐくむ「うちわえび」は伊勢えびに劣らない美味です。
(*) 志々伎の若手漁師と新たな取り組みを行います
また江戸時代、日本最大規模の捕鯨基地があった生月島。
市内飲食店でも鯨料理が食べることができます。
カクレキリシタンの信仰場所としても有名だった生月島。
福田曰く、平戸の雄大な大自然で育った平戸牛は、高級和牛の代名詞みたいで、
ここ生月島では、放牧されているのでストレスなく、
しかも海風により独特の強い甘みが増すそうです。
さて、海に浮かぶ平戸市の食を語ったあとは、
先人たちが積み重ねた歴史に酔いながらも、新たなロマンを求め続ける
若手漁師たちのご紹介をしたいと思います。
平戸の志々伎は魚の宝庫!
そして、美味しいヤリイカや真鯛を一本釣りするそうです。
市場に出回る鮮魚は、網で捕獲され、水揚げまでに時間が掛かります。
また魚どおしでぶつかり合うことで擦れあい、多くのストレスがかかり味にも影響が出てしまいます。
一方で、一本釣りは、釣り上げた直後氷水に浸し、魚にかかる負担を少なくすることで、
魚本来の味を楽しむことができるみたいです。
市場に並ぶ一本釣りの魚が、非常に高級品として扱われる理由が分かりました。
今後は、 そんな新鮮な魚を「産地直送」で届けるシステムを構築したいそうです。
東京の皆様も、期待していて下さい!
最後となりますが、
平戸の近海でとれた新鮮な魚をすり身にして、すぼを巻き、独自の製法で蒸す
川内蒲鉾を紹介します。
う~ん、焼きちくわに天ぷらに蒲鉾、どれも美味しい~
伝統の業と素材の良さが旨さの秘密ですね!
平戸市の漁師、蒲鉾屋(裏の顔はアーティスト)、造り酒屋(格闘家でもある)の新たな挑戦の紹介でした。
五黄の寅という強い星のもとで生まれたハチロク世代・・・
平戸若手イケメン三銃士が、東京で黄色い声援をうけるのも近い将来かも?
追伸:今回案内してくれた福田酒造の紹介です。
地元農家を救うため、平戸市で酒米(ホウレイ)を契約栽培しております。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ 各種ご相談・お問い合わせはこちらから
http://everybodys-nougyou.com/?p=31
◇ 当社商品のご購入はこちらから
http://everybodys-nougyou.net/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。